一人の理容師の人生を語った「自分史」です。「ヘアーサロン加納」

美子さんとの出会い

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美子さんとの出会いと別れ

 二葉理容室に勤めて暫くしてから成人学校でダンス教室があり、千万億君と二人で習いに行きました。そこで清水美子さん(仮名)と知り合い、息が合い長い間パートナーとしてお付き合いさせて貰いました。

 彼女は日高よりお兄さんと二人で札幌に出て来て、彼女は通産局に勤務して居りました。彼女とはパートナーとしてだけではなくお茶に行ったり食事に行ったりして色々な事を語り合いました。

 ダンスは主に各大学主催のパーテーに行きましたが、特に中島のスポーツセンターで開催される事が多く良く出かけました。段々上手に成ってからはダンスホールにも行く様になり自然と逢う機会も増えてきました。

 始め知り合った頃は、彼女は円山方面に住んでいましたので帰りには私の家まで話をしながら歩いて帰り、其処から自転車の後ろに乗せて家近くまで送って行ったものです。その後、彼女が北二十六条方面に移られ電車で帰ることになり送って行く機会は殆ど無くなりました。

 其れでも良く彼女と私の店で待ち合わせパーテーに行く前に店でダンスの練習をしてから出かけた事も何度か有りました。また私が風邪をひいて寝込んだ折にはお菓子を持って御見舞いに来てくれた事もありました。

 一時は結婚も考えましたが、矢張り結婚相手は理容師の方が良いかとか、兄嫁さんの事を考える如何かなとかで迷っている時に、千万億君が「彼女の事はどうするのだ俺もいま付き合っている彼女と別れるから日人も別れろ」とハッパを掛けられ、若気の至りか「よし判った!今日彼女と別れてくる!」と約束をしてしまいました。

 私はその日、本当に彼女に「僕と今までどういう気持ちでお付き合いをしていたの?」と聞き出し、彼女が答えを言う前に私の方から「僕は貴方を嫌いではありません。しかし、結婚となると難しいので嫁入り前の貴方を此の侭ずるずると引きずるのは悪い事ですのでお別れしたい」と、とても残酷な言い方を致しました。

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 その後も二・三度、ダンスパーティーの券が手に入った折に誘いましたが、私は彼女に「先日は大変失礼な言葉を言って申し訳ない」と謝りましたが、彼女は「私はそんなに気にしていないので来たのよ」と言ってくれましたが、逢って話等をしても何となくぎこちなくシックリいかず、電話も掛ける事も無くなり自然と別れる結果に成ってしまいました。今考えると若かったとはいえ、本当に失礼な事をしたものだとつくづく思います。

 それはそうと、私は本当に彼女と別れてしまったのですが、阿部千万億君の方は「俺も付き合っている女と別れるからお前も付き合っている彼女と別れろ」と言っていたのに、彼は其の女性と所帯を持ってしまったのです。

 その後、彼は札幌医大前で開業し、其の後には北二十八条西十丁目に家を新築し開業いたしました。奥さんに成った人は、三越の理髪部で働いた方で技術は大変上手で大会などでは絶えず上位に入賞し彼とは技術の研究団体で知り合ったそうです。

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